・消防団の勧誘が来たけど、消防団員になるメリットってあるの?
・デメリットについても知りたい!
これから消防団へ入団を考えている人や、消防団の勧誘が来ている人にとって消防団員になることで得られるメリットやデメリットは気になりますよね。
なんとなく活動内容を知ったつもりでも、やってみないとわからないことも多いと思います。
今年から消防団員に入団した私も、消防団員になるメリットやデメリットについて気になったので現役の消防団員の友人に聞いてみたので紹介します!
目次
消防団員になるとメリットはある?
消防団とは、非常勤の地方公務員のような立場ですが、ボランティア的な要素も多いと言われています。消防団に入団ようとか迷っている人も、「何かメリットがあれば頑張れる」という人もいるのではないでしょうか。
消防団員のメリットを順番に観ていきましょう!
消防団員になるメリットは?
現役の消防団員の友人に聞いた消防団員のメリットは
・人脈が広がる
・地域との交流を持てる
・無料の飲み会がある
・社会貢献ができる
・退職金がもらえる
ということでした。
まず人脈が広がるというのは、消防団に入団することで「普段話すことのないような人とも話す機会が増えます」とのことでした。
私の地域の消防団ですと、10人の団員が在籍しているので、他9人との人脈が広がるということですね。同じ町内に住んでいても、顔を合わせることもなかった人と交流を持つことで地元で知り合いが増やせるというメリットのようです。
また、消防団員として地域のイベントに出向いて交通整理などの活動を行うこともあるため、地域のおじさんおばさんたちとの交流を持つことができるとのこと。私もそうでしたが、田舎の若者は大学の進学や一人暮らしなどで、地元を離れる人も多いのではないでしょうか。地元を離れることで、地元の人との交流が減っていることもあるので、消防団の活動を通して顔見知りになることができるというメリットもあるようですね。
この辺は、地域住民に自分を知ってもらうチャンスとして捉えると良いいそうです。
消防団員は飲み会もタダ?
消防団員は飲み会をよくするそうです。
私も、会社員なので飲み会ぐらいすることもあるのですが、ほとんど自腹です。会社の偉い方が来た時はお財布に優しいこともあるけど、そんなことは滅多にありません。
しかし、消防団員はほぼ毎月無料で飲み会を開催しているようです。
まったく費用がタダになるというわけではないですが、消防団の活動費を使って飲み会をするので自分のお金は使わなくていいそうです。っというのも、消防団は地域の住民から会費を集めて活動費に使うので、毎月のようにある飲み会もタダで済ませられるとのこと。
地域を守る消防団員のみなさんのコミュニケーションの場でもあり、楽しみでもあるようでした。
ネットで消防団の飲み会について検索をすると、マイナスなイメージが多いようでしたが、お酒好きだったり、飲み会の場が好きな人にとっては最大のメリットになるのかもしれませんね。私はあまりお酒に強くないので、あまりうれしくはないですが。。
使命感?社会貢献ができる!
仕事を通して社会貢献をすることはあっても、仕事以外で社会貢献をすることはなかなかないのではないでしょうか。
消防団員になると、地域のお祭りなどの交通整理を活動の一環としてすることもあるので、会社員としてではなく社会貢献ができるそうです。人によっては、消防団に入団したことで「自分の家は自分で守る」という使命感が身に付いたという人もいらっしゃるみたいです。
消防団の活動は大変だけど、活動を通して得られることもあるようですね。
報酬は辞めるとき?退職金がもらえる!
消防団はほぼボランティアと言われていますが、報酬はちゃんとあります。
地域によって差はあれど、10年でもらえる退職金は20~30万と言われています。
高齢化で、若い入団者がいない場合は辞められないこともあるので、50歳近くまで消防団員を続ける人もいるそうです。退職金は務めた年数によって変動するので、長く続けた人の退職金は50万円を超えるなんてこともあるようです。
入団する前に知っておこう!消防団員のデメリットは?
メリットを紹介してきましたが、消防団員の裏の姿。
デメリットも知りたいですよね。次は消防団員のデメリットについて紹介していきます。
消防団員のデメリット
消防団員のデメリットはこんな感じ
・防災訓練・夜警など時間が拘束される
・ポンプ操法大会の訓練がある
・部長クラスになると消防団優先になることも
・飲み会が深夜まで続くことも
・入団後辞めるには順番待ち
とのことです。
消防団員は、消防署の消防士ではないにしても訓練を行うときもあるようです。
また夜警と呼ばれる、夜間のパトロールもたまにあるようで、その時ばかりは時間を拘束されてしまいますし、肉体的にも疲れてしまうこともあるようです。
ポンプ操法大会とは、各地域の消防団同士で競う競技のようなもので、これに出場する場合は毎日数時間の練習を行っている所もあるとか。平日の仕事終わりに2時間集まって練習をしたりすることもあるようなので、入団を検討している場合は聞いてみると良いかもしれません。
消防団にも部長がいる?
消防団の中にも役職があるようです。
その中の一つに部長があるんですが、部長クラスになると在籍している消防団の人よりも、することが増えてくるようで大変になってくるそうです。
部長を務めると報酬もアップするそうですが、本職よりも消防団を優先しなくてはならなくなってしまっては、いろいろ問題も出てくると思います。
勧誘された際に、それぞれの仕事量について確認しておくと不安を減らせるかもしれませんね。
元消防団部長の方から言われた温かい話はこちらの記事で書いています。
消防団の雰囲気やイメージが伝わればと思います。
消防団を辞めたい!辞められるのは数年後?
消防団に入団したものの、「合わなくて辞めたい」とか思っても辞められるのは、数年後になります。というのも消防団は、入団した順に辞められるようなので、新しい人が入ったら一番古い人が辞められるシステムのようです。
私の住んでいる地域の消防団の在籍人数は、10人なので一度入団すると10年間は続けなくてはならないようでした。
若い人がいない地域の場合、入団する若者がいなければ長年務めることもあるようです。
まとめ
地域を守る消防団のメリットデメリットを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
私は、インドア派で飲み会もあまり好きではありません。
しかし、姉の旦那さんは消防団に入ってから活動が楽しくなり毎週のように集まっているようです。飲み会の場が好きということもあるかもしれませんが、団員のメンバーによっては楽しく活動をされている所もあるのかもしれません。
ネットで検索すると、あれこれ書かれていますが、消防団をすることで得られる人脈や地域との交流も田舎で暮らすうえでは大切なことだと思います。
これから入団を考えている人の参考になれたなら嬉しく思います。