コンパクトSUVとして、スタイリッシュなデザインで人気を集めているヴェゼル。
取り回しの良さと燃費の良さが、幅広い年代のオーナーさんを見かけますが、ヴェゼルは3ナンバーです。
かつて3ナンバーといえば、維持費が高く税金が高いとされてきましたが、ヴェゼルの自動車税はいくらなんでしょうか?
今回は、ヴェゼルの自動車税と3ナンバー5ナンバーの違いについて紹介します!
3ナンバーと5ナンバーで自動車税が変わる?
私がヴェゼルを購入してすぐの頃、知り合いや職場の方から言われたことがあります。
「3ナンバーだから税金高いでしょ」
「3ナンバーじゃ燃費も悪いんじゃないの?」
などなど、3ナンバーのヴェゼルを見てこのようなことをよく言われました。
ヴェゼルを購入する前に、1500cc以下なら税金はデミオやフィットと変わらないと思っていた私も気になって調べてみたんです。
調べてみると、ヴェゼルの自動車税はフィットやデミオと同じ34,500円。
(毎年5月の自動車税確認済)
3ナンバーでも5ナンバーでも自動車税に差はないようです。
なぜ3ナンバーは自動車税が高いイメージがあるのか?
知り合いの車マニアさんに、なぜ3ナンバーが高いイメージがあるのか聞いてみました。
お話によると、その昔昭和の時代には3ナンバーの車に乗っているとお金持ちのイメージがあったそうです。3ナンバーの車は自動車税が高いので、社長やお医者さんなど大金持ちの間でのステータスになっていたのかもしれませんね。
しかし、1989年に自動車税が改正され、3ナンバー=お金持ちというイメージは薄れていったそうです。
昭和59年の自動車税の違いは
3ナンバーと5ナンバーが変わるだけで、お金持ちのイメージになってしまうということですが、自動車税はどのくらい変わっていたのでしょうか。
昭和59年の自動車税を見てみましょう。
普通自動車自家用(3ナンバー)
3L以下 | 81,500円 |
3L以上
6L以下 |
88,500円 |
6L超 | 148,500円 |
自動車税が改正される前の3ナンバーの自動車税です。3ナンバーになるだけで自動車税が8万円以上もするんですから、庶民がお金持ちのイメージを持つのもわかります。
小型自動車自家用(5ナンバー)
1L以下 | 29,500円 |
1L以上
1.5L以下 |
39,500円 |
1.5L超 | 39,500円 |
3ナンバーとの自動車税の差は半分以下です。5ナンバーの車が一般人向けというのがこの表を見ただけで納得ですね。(笑)
メーカーも良く売れる5ナンバーの車を作るので、ますます3ナンバー=大金持ちというイメージになっていったとか。いつかは、3ナンバー車という憧れがあったのかもしれませんね。
自動車税改正後の自動車税はどうなった?
自動車税改正の後の自動車税はいくらになったのか。
現在の自動車税についてみていきましょう。
総排気量別
1L以下 | 29,500円 |
1L以上~1.5L以下 | 34,500円 |
1.5L以上~2.0L以下 | 39,500円 |
2L以上~2.5L以下 | 45,000円 |
2.5L以上~3.0L以下 | 51,000円 |
一般的な3L以下の総排気量ですが、現在の自動車税は、上の表のようになっています。
ヴェゼルの場合、1L以上1.5L以下になるので赤色で34,500円となっている部分があてはまります。
よって、ヴェゼルの自動車税は34,500円ですね。
まとめ
1500ccのヴェゼルの自動車税は、34,500円でフィットやデミオなどコンパクトカーと変わらないことがわかりました。
どうしてヴェゼルの維持費が高く見られていたのかは、昭和の時代の3ナンバーに対する憧れからきていたのかもしれませんね。現在は自動車税も改正されて3ナンバーも5ナンバーも変わりはありません。
総排気量によって自動車税は変わりますが、ヴェゼルのように大きな車体でも1500cc以下という車種や、ステップワゴンのようにダウンサイジングターボで1500cc以下という車種も出ています。
大排気量の車は環境的にもお財布的にも好まれていないのかもしれませんね。