田舎に住んでいると、年に一度ぐらいの頻度で回ってくる地元消防団の集金。
〇〇〇〇円ですーと言われ、言われた金額を支払っている人は多いと思いますが、いったいいくら支払えばいいのか?集めたお金は飲み会に使われているのか?
消防団の集金が来ると、その時は疑問に思っても知らずに支払っている人も多いと思います。
現役消防団員ならわかることでも、消防団に入団したことが無い人だと全くわからないままに支払っているケースもありますよね。
今回は、消防団の集金はいくら支払えばいいのか?集めたお金のその後はどうなるのかを紹介します。
目次
消防団の集金っていくら支払えばいいの?
年に一回消防団の方が集金に来るけど、いったいいくら支払えばいいのか?
毎回言われるままに金額を支払ってはいるけど、そのお金はどこに使われているのか?気になりますよね。
現役消防団員の私が、一つずつその疑問にお答えします!
消防団の集金はいくら支払えばいいの?
消防団の集金の支払額は、訪れた消防団の方に言われた額を支払います。
この金額以上支払えばOKというわけではありません。
ほとんどの消防団は毎週日曜日に集金に来ると思うので、集金に来た消防団員さんの言った金額を支払いましょう。支払った後は、領収書がもらえるので領収書は保管しておきましょうね。
消防団の集金金額の目安は??
消防団の集金金額の目安は、1000円~1万円ぐらいでしょう。
各地域によって差はありますが、安くても1000円。高めの所は1万円という地域もあるそうです。私の地元でも、隣の地域は何千円。こっちの隣の地域は何千円。というように地域ごとに金額が変わります。
集めたお金は何に使われているの?
消防団に支払ったお金は一体何に使われているのか?
消防団は飲み会を頻繁にしていると聞くけど、集めたお金で飲み会をしているんじゃないか?
疑問に思いますよね。
消防団の集金で集めたお金がその後とどう使われているのかをお教えします!
集めたお金は消防団の運営費
集金で集めたお金は、消防団の運営費に使われています。
主に使われるお金は
・消防団の活動着
・消防器具の購入
・消防車のガソリン代
・飲み会費用
消防団はボランティアと言われていますが、消防団の活動着や消防器具・消防車のガソリン代など、消防団の運営に必要な経費まで消防団員の自腹じゃぁ誰も入りませんよね。
また消防団の飲み会もあまり良くないイメージがありますが、仕事の休日を使って活動をしている消防団員へのせめてもの報酬程度です。暑い夏にもかかわらず防火水槽付近の草刈りをしたり、寒い冬に夜警をしてくれたりする消防団。
特に田舎では、消防署の職員よりも先に駆けつけてくれるのは消防団員だったりします。
毎月100円~1000円程度の金額で運営してくれているんですから、飲み会で使っているイメージだけで片付けてしまうのはどうかと思います。
消防団がどんな活動をしているのかはこちらで紹介しています。
参考記事
集金を拒否はできる?支払わなかった場合どうなるの?
消防団の集金は拒否することはできるのか?いくら少ない金額とはいえ、拒否できるのかどうかは気になりますよね。
実際の所どうなのかというと、消防団の集金を拒否することは可能です。
消防団員の私も集金に行くと、集金をしない家も存在します。
でもそうすると、お金を支払っている人からしたら納得がいきませんよね。集金を拒否するとどうなるのか?消防団員の方に聞いてみましたので紹介します!
集金を拒否すると万が一起きた火事でも自力で片付ける必要がある
消防団の集金を拒否すると、万が一自分の家で火災が発生しても、後処理は自分でする必要があるようです。
基本的に火災が起きた場合、消防署の職員と消防団の方が火消しや交通整理などをしてくれます。しかし、問題はここから。
消火活動が終わると消防署の職員は後片付け等をすることもなく帰るそうです。
瓦礫の後片付けは自力でするのは大変ですよね。そんな大変な後片付けを本来なら消防団の方が協力してくれます。しかし、消防団の集金を拒否してしまうとそういった場合に消防団の方の協力が得られないとのことです。
まとめ
消防団の集金っていったいいくら支払えばいいのかわからないまま、言われた金額を支払っているという人も多いと思います。
消防団の集金は、各地域ごとに決められていて、時には年度ごとに変更されることもあります。年間1000円~1万円ほどで、地域の安全を守ってくれる消防団。
悪い飲み会のイメージで、良いイメージがあまりないと言われるかもしれないけど、消防団の活動を維持するために必要な経費としても使われています。
拒否することもできなくはないが、拒否することのデメリットも各地域ごとにあると思いますので、確認してみると良いと思います。