
・誰かと一緒にご飯を食べるのが苦手
・人とご飯を食べると不安で口に含んだものが飲み込めない
どうもこんにちは、生クリームです。
突然ですが、「人とご飯を食べるのが苦手」と感じたり「誰かと一緒にご飯を食べることが出来ない」と思ったことはありますか?
私は高校生の頃から、人と一緒にご飯を食べるのが苦手と感じるようになり、大学生になる頃には出来るだけ人とご飯を食べないように人を避けるようになってしまいました。
家では問題なくご飯を食べることが出来るのに、「誰かと一緒に食べる」と考えただけで吐き気がしたり眩暈がする・・。学食や外食に行くと考えただけで、「ちゃんと食べれるか」不安に押しつぶされそうになってしまうことも多々あります。
もし、誰かと一緒にご飯を食べるのが苦手と感じている人は、「会食恐怖症」という「社会不安障害」かもしれません。
会食恐怖症は精神疾患の1つですが、落ち込む必要はありません。
ちょっと意識して行動するだけで、会食恐怖症を克服することは可能なんです。
ということで今回は、人前でご飯を食べるのが苦手という精神疾患の1つ「会食恐怖症」について克服する方法と一緒に紹介していきたいと思います!
目次
会食恐怖症とは?
「今度ご飯食べに行こ」
— ま る @会食恐怖症 (@___maru24) 2019年3月15日
まずは「会食恐怖症」がどういうものなのか紹介していきます。
会食恐怖症とは、社会不安障害の1種で精神疾患の1つされています。誰かと食事をすることができなかったり、人前でご飯を食べると強い不安感と緊張感が高まってしまい、吐き気や眩暈を引き起こすこともあるのが特徴です。
家族とのご飯は一緒に食べることができるのに、友人と食べることができない。
仲の良い友人とは食べることが出来るのに、年上の職場の人とは苦手という人も当てはまります。
会食恐怖症の原因はあるの?
では、いったいどうして会食恐怖症になってしまうのか?
原因を追究することで克服することに一歩近づきます。
会食恐怖症になる原因・子供の頃から家で一人でご飯を食べていた
・外食するのが怖いと感じている
・人前でリラックスして会話をすることができない
・ご飯を残してはいけないという教えによるもの
・他人の目が気になってしまう
というような原因があるようです。
両親が共働きや、塾の影響で一人でご飯を食べることが多い幼少期を過ごしていたとか、学校などでのご飯を残してはいけないという教育方針がトラウマだったりする場合もあるようです。
最近の教育現場では、ご飯を残してしまう子供を叱るのは問題に取り上げられることもありますよね。しかし、アラサーになる私の子供の頃は、「ご飯は残さず食べるのが当たり前!」と教えられて育ちました。
おかげで、食後の昼休みは給食をすべて食べ終えるまで食事を続けていました。他の友達が外で遊ぶ中ずっと食事の時間は続きます。全部食べ終えるまで。この頃から家ではなく、外でご飯を食べるのが苦手と感じるようになっていたのかもしれませんね。
特に外食するのが怖いと感じていたり、誰かと食事をするのが苦手と感じた嫌な過去がある人は私と似た経験の持ち主かもしれません。
発症年齢は10代~20代半ばで、男性に多い!
また、会食恐怖症の発症年齢は10代~20代半ばが最も多く、男性に多いんです。
これは実際に人まで食事をするのが苦手と感じる私の考えですが、男性の10代と言えば思春期の影響で周りを気にするようになったりするのが原因ではないかと思っています。
ご飯を残してはいけないという使命感と、「自分の服はおかしくないか?」など同年代の人が居るだけでもいろいろと考えてしまって、食事どころではなかったんだと思います。
また、ゲームばかりのインドア生活もあって、社会人になると同僚や上司の方と一緒に昼食をとる事に対し、強い苦手意識を感じていたことで、ここでもご飯を満足に食べることが出来ずに「人とご飯を食べるのが苦手」と思っていた自分が居ました。
ご飯を食べ切れないことが恥ずかしいと思い込むようになる
人とご飯を食べるのが苦手と感じるようになると、人と一緒にご飯を食べようとするとご飯を食べきれなくなることも増えてきます。
こうなるとご飯を人前で食べようとすると、本来であればリラックスして食事を楽しむはずなんですが、「ご飯を食べきることが出来るか?」不安が先行してしまって、ご飯を美味しく食べることは頭から無くなってしまいます。
誰かと食事をするとなると、まるで発表会でもするかのような心拍数や緊張感だったと思います。本当に緊張してしまい、食事を楽しむどころではありません。
外食ならお店に入店することが怖いと感じるようになりますし、職場の昼食なら同僚との食事に緊張してしまって眩暈や吐き気を引き起こすことだってあるんです。
会食恐怖症を克服するには?
ここからは会食恐怖症を克服する方法について紹介していきたいと思います。
特別な治療をする前に、普段の生活をちょっと変えるだけで克服に繋がることもあるので参考にしてみてください。
会食恐怖症を克服するには人と食事をする機会を増やす
会食恐怖症を克服する方法は、人と食事をする機会を増やすことです。
恐らく人と一緒に食事をとることに抵抗がある会食恐怖症にとって、人と食事をする機会を増やすことは大変なことなのは重々承知です。私もそうでしたから。
しかし、これが一番効果的で会食恐怖症を克服するための近道だと思っています。
最初は仲良しの友人と外食に行く
人と食事をする機会を増やすのも難しいと思うので、まずは仲良しの友人と外食に行く機会を作りましょう。
ポイントは、ご飯をリラックスして楽しく食べるのが目的だということを忘れないことです。自分の好きな食べ物を友人と食べに行ってみてください。
美味しいラーメン屋さんでも、美味しいカレー屋さんでも良いのです。
仲の良い友人と自分の好きな食べ物を食べることで、少しずつ自身が付いてきます。
これまで人と食事を考えた時に、リラックスできずに眩暈や吐き気を引きおこしていた人も、リラックスすることを意識して食事を楽しみましょう。
お勧めは回転寿司かラーメン屋さん
友人と食事に行くと言っても、「一人前の定食メニューなどはちょっと苦手」という人もいると思います。
人と食事をするのが苦手というのに、いきなり定食メニューはやはりキツイものがありますよね。そういう時は、回転寿司かラーメン屋さんに食事しに行くのをお勧めします。
特に回転寿司の場合、始めから一口サイズで一貫ずつ食べることができます。
しかも回転寿司の場合、食べたいお寿司が届くまで時間もかかりますし、食べたい分だけ食べることが出来るので食べ残して恥ずかしい思いをすることもありません。
ゆっくり焦らず食事を楽しむということを忘れずに
人前でご飯を食べるのが苦手と感じている人は、会食恐怖症かもしれません。
友人とは美味しく外食を楽しめるのに、職場の同僚とはご飯を食べれない。
などなど、人によっていろんな症状があるのが会食恐怖症です。
人前でも食事を楽しめるようになることが、この病気の克服法にもなりますが忘れちゃいけないのは、ゆっくりと焦らず食事を楽しむことです。何度も友人や職場の人と食事をとるのを重ねるうちに自分に自信を持たせることで改善に向かうでしょう。
どうしても克服できない場合は周りに知ってもらうことも必要
友人や職場の人と、何度も食事に行っているのに自信が持てない。
人と一緒に食事と取れない場合は、周りの人に自分が会食恐怖症だと知ってもらうことも必要です。
何も「私会食恐怖症だから〇〇」というように伝える必要はありません。
っとだけ伝えれば良いのです。
緊張してしまって食事をとれないことは、世の中の人も経験があるという人は多いです。
普段楽しく昼食を食べているのに、会社のお偉いさんとの会食では食事が喉を通らないという人も見てきました。
まとめ
会食恐怖症なのでカイシャの人たちとの飲み会に震えてる
— にきゅ (@nikyu8823) 2019年5月24日
人と一緒に食事を食べることが出来ないのは、会食恐怖症かもしれません。
人とご飯を食べるのに、眩暈や吐き気、極度の緊張から食事が喉を通らない場合には会食恐怖症の可能性があります。
しかし、誰かと一緒に食事をとる機会を増やすことで自分に自信も持てるようになり克服することもできます。
もし自分が会食恐怖症かな?と思ったら、リラックスして食事を取れているか?意識してみてください。もしも他の事が気になっていたり、不安で眩暈や吐き気を引き起こすようであれば今回紹介したように、誰かと食事をとることに慣れる機会を増やしてみてくださいね。