
・葬儀屋でお化けと遭遇したことはあるのか?
・不思議な現象や幽霊は現れるの?
どうもこんにちは、生クリームです!
葬儀屋さんで働いていると、たくさんのご家族の思い出を知ると共に故人様の最期をお見送りできるということで、お客様からの感謝されるのは本当に心から嬉しいものがあります。
しかし、葬儀屋さんはたくさんのお別れをするわけなので、「ひょっとして出たことあるの?」とか「夜に見えたりしないの?」という質問をされることがあります。
私自身4~5年ほど葬儀のお仕事に携わった経験がありますが、入社してくる新しい方の中にはその辺のところを気にされている方もいらっしゃいました。
なので今回は、葬儀屋さんで働いていると幽霊は出るのか?不思議な現象が起こることはあるのか?を実際に葬儀の仕事で働いていた私の経験談と共に紹介したいと思います!
目次
葬儀屋さんで働くと幽霊は出る?
葬儀屋さんで働くと、幽霊は出るのでしょうか?
実際に働いていた私の経験としては、幽霊を見たことはありません。
お寺やお墓、夜間の搬送当番での病院への行き帰りなど、深夜にも関わらず一人で行動することもあるのが葬儀の仕事ですが、幽霊に遭遇したということは一度もありません。
なーんだやっぱり幽霊なんていないんだね。
っと思ってもらって構いません。私自身見たことないのですから。
しかし、私よりもずっと長く働いている方や違う部署の方には、「見えたことがある」という人や説明することが出来ない不思議な現象が起きたことがあるようです。
なのでここからは、同じ職場に働いている人たちが体験したことを紹介していきたいと思います。
従業員の話1:深夜に見た!親族の幽霊
これは、10年以上葬儀屋で働いている方の話なんですが、深夜に葬儀の片付けで社内で仕事をしていた時のことです。
葬儀屋は、基本的に深夜に葬儀で使ったものを片付けるなんてことはないんですが、その社員の人はたまたま夜遅くに倉庫へ葬儀で使ったものを片付けに行ったそうです。
明るい事務所から出て、灯りのない暗い倉庫へ行き、いつものように葬儀で使った提灯や造花の花を片付けた帰り道。
倉庫のカギを閉めて事務所に戻ろうとしたら、白い人影のようなものが視界に入ってきたそうです。その社員はてっきり、「従業員の誰かがいるのかな?」と思ったそうなんですが、近づいているうちに、はっきりと白い人影の姿が見えてきたそうです。
その白い人影の正体は、亡くなった親族の方そっくりのお顔をしていて近づいていくと消えていってしまったそうです。
その社員さんは、何か悪いことが起きるわけでもなければ、怖いという感覚にもならなかったため、「きっとあれは亡くなった〇〇が会いに来てくれた」と思うようにしているとのことでした。
従業員の話2:ペットの葬儀は目を合わせたらダメ?火葬場で動物が家族に乗り移ったかもしれない!
続いての聞いたお話は、ペットの葬儀をするため犬猫のお迎えに行った時の話です。
私の働いていた葬儀社では、人間はもちろんのことワンちゃんやネコちゃんの葬儀もしていたんです。
ペットの葬儀は人間ほどではないにしても、人と同じように花に囲まれたペットとのお別れをお手伝いをするんですが、お客様のご自宅へペットちゃんをお迎えに行くこともあるんです。
ほとんどのお客様は、ペットちゃんの好きだったものや生前に使っていたおもちゃや花に囲まれた状態で、寝台車が来るのをご家族一同待っていることが多いんですが、稀にそのままの状態で置かれていることもあります。
外で飼われていた犬なら、鎖で繋がれたままだったり玄関に運ばれたもののタオルで巻いて玄関に置かれれていることもあります。
もちろんどういう状態が一番良いとか悪いとかってことではないんですが、玄関に移動された犬が玄関の外を見ているかのように置かれていることがあるんです。
玄関に置かれている犬の何が怖いの?
っと誰もが思うと思うんですが、我々がお迎えに行って玄関を開けると亡くなったワンちゃんが置かれているんですよ。こっちを見たままの状態で。
亡くなった動物と目を合わせると自分の身体に動物の魂が入ってくる感覚になることもある
亡くなったペットちゃんと目が合って問題があるの?
っと思うかもしれないけど、これがかなり問題なんです。
何が問題かというと、そのワンちゃんと目を合わせたりするとわかるんですがスーッと身体に入ってきたような感覚になるんです。これは私も何度か経験しましたが、亡くなった動物と目を合わせるのは不思議な感じです。
で
その日行った社員さんも同じように目が合ってしまったんだそうです。
朝一でお迎えに行ったそうなんですが、お昼を過ぎたあたりから急に体調が悪くなってしまい早退したんです。「普段元気なのにどうしたんだろう?」と、職場で働く我々も「珍しいこともあるんだなー」ぐらいにしか思っていませんでした。
しかし
その社員さんが家に着くと、今度は家にいたご家族もみんな体調が悪くなったそうです。
具体的には、まるでノロウィルスにでもなったかのように嘔吐を繰り返し脱力感が抜けなかったそうです。
もちろん、目を合わせてしまった本人は「さっきの子が入ってきたかも」という感じはあるものの、家族に言えるはずもなく黙っていたそうです。。
それ以来その方は、「ペットを迎えに行くときは極力、動物と目を合わせないようにする」ということで、目を合わせないように心がけていたそうです。私もたくさんのペットちゃんとのお別れをお手伝いさせていただきましたが、確かに目を合わせなければ何も感じることはありません。
亡くなった動物を見て「かわいそうだな」は禁句
これは長年ペットの葬儀にも携わってきた私も感じるようにところがあります。
ペットちゃんと目を見て「かわいそうだな」とか悲しい気持ちになったりすると、自分の心の中にペットちゃんが入ってきてしまうように感じます
これ以来、亡くなった動物とは極力目を合わせないようにしています。
よく道路を車で運転していると、道路わきに動物が交通事故で亡くなっていることもありますが、あのときだって動物のことを見て「かわいそうに・・・」とかって思わないようにしている人も多いと思うんです。
夏の心霊番組なんかでも言っていますが、心に入り込むような隙を与えてしまうと、霊が入ってきてしまうとかありますよね。あれに似ているのかなぁと思います。
もちろん解決方法もある!
ここまで読んでいると、葬儀の仕事について「怖い!」と感じるかもしれませんが、葬儀のお仕事をする人みんながみんな、ここで紹介したようなことが起きるわけではありません。
そりゃぁ葬儀のお仕事をしていると、ご遺体と目を合わせてしまうこともあります。
しかし、そんな時でもここで紹介したようなことにならないための解決方法もあるんです。
それは、万が一目を合わせてしまっても霊が入ってくるような隙を与えないことです。
基本的ん心が弱っていたり、「可哀そう」というように同情してしまうと心に隙が生まれて、霊が乗り移ったかのような感覚になることがあります。
なので、ご遺体と関わる時だけでも心に隙を作らないようにすることが大切です。
何があっても「私には関係ない」というような強いメンタルが無ければ、先ほど紹介したペットちゃんの話のように乗り移ったかのような感覚にさらされてしまうことがあります。
基本的には、同情するような感情は出さないようにするだけでOKです。
霊に心の隙を見せないだけで、霊は入ってこないと思われるので。
まとめ
ここまで葬儀屋で働くと出るかもしれない、あの正体について紹介してきました。
4~5年働いていた私の経験ですと、葬儀のお仕事をしているからと言って怪奇現象が起こるということでもありません。
しかし、ここで紹介したような都市伝説的な話も実際に立ち会ったことがある私だからこそ、不思議な現象は起きることもあるんだと思っています。
もしこれから「葬儀のお仕事をしてみたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。