今、日本の雇用労働者の4割を占める、パートや派遣などの非正規雇用。不安定な働き方や低賃金は貧困につながる場合がある一方、正社員以外の多様な働き方を必要とする人もいる。その仕事や暮らしからは、社会が抱えるさまざまな問題が浮かび上がる。
就職氷河期世代向け―。8月下旬、長野市内で開いた就職支援セミナーの会場に、長野県の北信地方に住む玲奈さん(49)=仮名=の姿があった。
正社員就職を希望する人が対象。玲奈さんは契約社員として9年間働いた運輸関係の会社を退職したばかりで、次の仕事を考えていたところだった。
少し前から、政府が急に氷河期支援を強調し始めた印象がある。「今更どんな支援をしてくれると言うのだろう」。玲奈さんは、どんな内容か聞くだけ聞こうと参加した。
ハローワークの担当者が、年齢や正規で働いた合計期間が短いなどの条件を満たす人が正規雇用で就職すると、企業に助成金が支給されるという支援内容を説明。介護、保育、建設など人手不足の分野で高い求人倍率になっているといった話もあった。
「今まで頑張ってきた個人を見てくれるわけじゃないんだ」。就職氷河期という名前だけが、独り歩きしていると思った。応募書類の作成や面接時のポイント解説もあったが、長年、非正規で事務職を続けた玲奈さんは、「その経験がキャリアとしては認めてもらえない」とも感じた。
玲奈さんは1997年に近県の国立大教育学部を卒業。教員免許は取ったが、教員には向いていないと思い、一般企業への就職を考えた。ただ、学部内では就職活動の情報がほとんどなく、活動の仕方も分からない状態。大手の2社に応募したが不採用だった。
そこで注目したのが当時広がり始めていた派遣社員だった。95年に日経連(当時)が提言「新時代の日本的経営」を公表。派遣など非正規労働者を「雇用柔軟型」と名付け、人件費を抑えるために活用する方向性を示した。
労働者が自由な働き方を模索する動きと相まって、好意的に受け止められた面もあり、玲奈さんも「合理的で魅力がある」と考え、派遣社員を選んだ。
職場は通信大手の長野市内の支店など。インターネット関連の事務を担った。パソコンが使いこなせないと業務が滞ると感じ、自分でパソコンを買い独学で操作を勉強。人間関係に恵まれ、仕事は楽しかった。実家暮らしであまりお金がかからなかったこともあって、「賞与がなかったことを除けば、正社員との収入差はあまり気にならなかった」。
派遣社員には営業ノルマや転勤などの不安材料がないのもよかった。
同様の仕事で3社、合計15年弱、派遣社員として働いた。責任を持って仕事をするため、身銭を切って業務と関係する資格を取った。どの派遣先でも現場の信頼を得ていた実感がある。
しかし37歳の頃から、仕事が「派遣の域を超えている」と感じることが多くなった。自分の仕事に加え、精神疾患で休職した正社員の仕事と子育て中の正社員のフォローが重なった。仕事は増えるのに賞与もなく時給も頭打ちに。理不尽な状況に疑問を感じ、派遣先に「時給を上げられないなら仕事量に制限をかけてほしい」と交渉もしたが、結局、忙しさは変わらなかった。
2014年から勤めた運輸関係会社では、「今までで一番、理不尽さを感じた」。シフト制の職場で、正社員の休日を確保するために非正規の有給休暇は祝日に重ねることが慣例化。
正規と非正規の仕事内容はほとんど変わらないのに、待遇差が大きいことにも納得いかなかった。「不満を持ったまま我慢するのはやめよう」と退職を決めた。
さまざまな職場で努力を重ねた経験や、今でも続く人間関係をつくることができたことは財産になった。しかし「頑張っても報われない、使い勝手のいい駒」と感じてきたことも確かだ。
大学卒業後、ずっと非正規で働いてきた玲奈さんは実家で両親らと暮らしている。狭くても心から休める空間が欲しいと思うようになり、住宅ローンを検討し始めた。しかし、「独身・非正規」は壁になる。イベント会場でのやりとりを通してそう感じた。
8月に9年間勤めた運輸関係会社を退職後、正規雇用を目指して就職活動。この秋、初めて正社員として交通会社の内勤業務で働き始めたが、新卒のような研修はなく、3交代のシフト勤務に身体が追いつかないなどの問題もあり退職を決めた。今はこの先の働き方を、改めて模索中だ。
非正規で不安定な状況や独身でいることを「自己責任」で片付けられがちな世の中は、「すごく悲しい」。
「誰もが1人になる可能性を持っている。頼れる人がいない状態になったり貧困に陥ったりすることは人ごとではないはずですよね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa4d16c427d6d93ac827790cfe41689fde08db38
手取り15万は高給。
こちらは13万。
>>3
生活保護貰え、俺が許す。
つーか、お前みたいに低賃金労働を我慢するヤツが多いから景気が良くならんのだよ
低賃金労働してる連中は遠慮なく生活保護貰え
自分のせい、誰でもできると言われてる配送ドライバー(2Tトラック以上)
なら25万は余裕ですし、人手不足ですし
運送の事務やってた奴にそれはないだろw
ドライバーという奴隷を見下しながらオフィスでヌクヌクできるから低賃金でも耐えられるんだぞ
実家で、結婚してないなんて仕事バリバリできてうらやま
1990年から2000年の新卒世代やから
氷河期や
弱者男性なんて言葉が生まれるくらいなんだし
人生諦めなければなんとかなるよ
10年ブランクあったけど
一念発起して潜り込んだ仕事で
派遣→契約→正社員
いま年収800万超えてる
とりあえず東京ならなんとかなるから
いろいろやってみて
なんの業界
建築関係で英語使う
自己責任だろうが
おまけに高齢化で退職組も増えていくのだから
全人口での無期雇用な「正社員」はどんだけだ?
尚且つ経団連大企業は全企業の99%未満だよ
その少数派がやる賃上げや春闘は机上の空論だ
2人とも子供いらねぇ派
>>25
本当に幸せなのか。
本当に相手は子どもが欲しくないのか。
お前に合わせてそう言ってるだけだと気付こうな。
もともと向こうがそーいう派だったとか何の想像力も無い当たり、色んな女との接点無かった虚しい人生送ってんだなw
下手くそな僻み方はよせよぉw
30年間で実質賃金が下がってる国なんて地球上で日本しかないんだから。
文章書くの苦手だったがブログ歴8年で1500記事書いたらお金に困らなくなったぞ
無駄は正社員と公務員の社会保障費
手取15万?
ワイの額面と手取の差額より少ないじゃん
仕事もツマラナイんだろうねぇ
結婚できないのは自分に問題があるんじゃないのか、人のせいにするな
逆に言えば結婚して子育て終わった段階でも楽に就職できるのが派遣の良さ
ちゃんと働いてくれるなら正社員化も普通にある
差別せず全員を時間給にして退職金やらボーナスやらの分も都度都度払って収入上げりゃ金が回る
日本は何するにも小汚いルールばかりだから生産性低いのさ
そういう奴はたいてい英才教育を受けている
親のおかげです😁
または親から貰った遺伝子のおかげです😁
ま、ここまで進まないわな非婚化
今現実にいるこういう人をどうすればいいか考えるしかない
大学の同級生は皆しっかり正社員や企業主で働いてるわ
地方公務員
国家公務員
弁護士
司法書士
裁判官
不動産会社←親の継いでる
無職は私だけ‥‥
補償金額が莫大になる
自己責任かざす連中は債務を踏み倒したいだけ
そういう連中も、自分らの苦境の元凶は統一自民だと気付いたのが今年だったと感じる。
結婚してたら共働きである程度稼げたら充分なのに