【教育】東京の私立中高、3割が学費値上げ　中学の初年度、初の100万円超

　中学の初年度納付金の平均額は100万9362円。前年度比2・0%増で、都に記録が残る1980年度以降、初めて100万円を超えた。高校は97万1469円で、同1・5%増だった。中高ともに3割の学校が値上げをした。

調査対象校は、休校中の学校などを除く、中学181校、高校232校。

費目別の平均額は、中学の授業料が50万3774円（前年度比1万1565円増）、入学金が26万3232円（同212円増）。高校の授業料は48万9343円（同6032円増）、入学金は25万4131円（同1018円増）だった。

納付金が最も高いのは、中学では上野学園（国際コース）の211万7800円、次いで玉川学園中学部の「IB（国際バカロレア）クラス」の192万2300円だった。高校で最も高いのは、玉川学園高等部の「普通科IBクラス」で192万4300円。

中学56校、高校71校が納付金を値上げした。上げ幅が最も大きいのは、中学が三田国際学園で28万2千円（値上げ率28・3%）、高校が啓明学園の18万5千円（同18・9%）だった。

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