ホンダの人気コンパクトステーションワゴン、シャトルに搭載されているSモード。
フィットにもSモードは搭載されているけど、ヴェゼルではsportモードになっています。
この2つのモードに違いはあるのか?
使ってみた感じはどのように違うのか?
ヴェゼルオーナーの私が、シャトルでSモードを試してみたので紹介していきます!
目次
シャトルの走行性能や乗り心地は?
まずヴェゼルと比べて、シャトルの乗り心地や走行性能はどうでしょうか。
ホンダの人気車種フィットのワンランク上の車として、登場したコンパクトステーションワゴンのシャトル。
フィットをベースにしていることもあって内装は、フィットにそっくりと言われています。
しかし、乗り心地や車内の静粛性に関しては、フィットのワンランク上の車としてふさわしく格段にアップしたようです。
正直ヴェゼルと比べると、シャトルの方が乗り心地も良く車内の静粛性も高いように感じます。これは、同じハイブリッドシステムを使っているために車重の重いヴェゼルの方がエンジンを多く回しているからと思われます。
ヴェゼルとシャトルの乗り心地を紹介している記事はこちらを参考にどうぞ
シャトルのSモードを使ってみた!ヴェゼルのsportモードとの違いは?
シャトルを運転し始めて、100kmほど市街地と高速道路を運転してみました。
そこから信号の少ない山道を走る機会があったので、せっかくなのでSモードを試してみます。
ヴェゼルには「sport」と書かれているけど、シャトルでは「S」とだけ書かれています。
ヴェゼルのsportモードとシャトルのSモードの違いはあるのでしょうか。
長い上り坂の途中で早速SモードON!
Sモードにするとエンジンの回転数が上がり、アクセルとハンドルが軽くなり長い上り坂を運転していることを忘れさせてくれます。上り坂なのにアクセルのレスポンスが良くなったおかげで、今まで以上に俊敏に加速してくれます。
また、SモードをONにした瞬間から、運転席のメーターの右側部分のディスプレイにはタコメーターが表示されて走る楽しさを演出してくれます。
ハイブリッド車ということで、上り坂でもモーターアシストが入るおかげでそれほどエンジンに負担がかかっているとは思えないシャトル。
EconモードをOFFにするだけでも、パワー不足を感じることなく上っていきますが、Sモードにすると、もっともっと楽~に加速するんです。
ヴェゼルのsportモードの違いは?
走る楽しさを演出してくれるSモードですが、ヴェゼルのsportモードとの違いはあるんでしょうか?
ヴェゼルのsportモードとの違いは・メーターの色が赤色にならない
・タコメーターが2000回転から
・ヴェゼルに比べると加速力が感じられない
ヴェゼルのsportモードを使ったことのある人にはわかるかもしれませんが、シャトルではSモードにしてもメーターが赤色にはなりません。
タコメーターは2000回転からの表示です。まぁ実際にはsportモードで2000回転以下になることはありませんが。
また、ヴェゼルのsportモードと比べるとシャトルのSモードとは加速力が無いように感じます。
「大人3人+荷物が乗っているから加速力が無いんじゃないの?」
と思う人もいるかもしれないけど、ヴェゼルで初めてsportモードを試したときも同じ条件でした。
違いはエンジンの回転数?
シャトルでは、北海道の洞爺湖周辺の山道でSモードを試してみました。
普通に60kmの速度で運転している時のエンジンの回転数は2200回転ほど。
急カーブを曲がった後の加速でアクセルを踏み込んでも、3000回転に届くこともなく加速していきます。
「シャトルがヴェゼルよりも軽いから回転数を上げなくても加速するんじゃないの?」
って思うかもしれないけど、同じようにアクセルを踏み込んでいるつもりでもシャトルでは、ヴェゼルのような加速力は感じられません。
ちなみにヴェゼルは、箱根の山道でsportモードを使ってみましたがエンジンの回転数は3000回転以上!
シャトルと比べてヴェゼルは、車内に響くエンジン音も大きく、加速力もとてもあります。本当に同じ車か?と思うほどに車が変わります。
ヴェゼルでスポーツモードを使ってみた紹介記事はこちらをどうぞ
Sモードを使うことってある?
500kmほど運転する中で、市街地、高速道路、山道とあらゆる道路を運転してきました。
おかげで、シャトルの乗り心地や静粛性、運転の疲れにくさなどを体感することができたわけですが、気になるのは「Sモードってぶっちゃけつかうことあるの?」ってことですよね。
個人的には、ヴェゼルのsportモードに比べたらシャトルのSモードは加速力が無い!と感じました。ホンダさんの考えでは、走りを楽しむならヴェゼルで燃費重視ならシャトルなのかなと思います。
別にシャトルの加速力が無いっていうわけではなく、Econモードでもノーマルモードでもヴェゼルよりもシャトルの方が加速力はあると思います。エンジンが唸ることなく「スー」っとスムーズに加速していくのはシャトルだと感じました。
ただ、スポーティーな走りだったり、たまのドライブで普段感じたことのない加速力を味わうならヴェゼル1択だと思います。
ヴェゼルとシャトルの3つモードに点数をつけるなら
私個人の感想になってしまいますが、Econモード、ノーマルモード、Sモードに点数をつけるとしたらどうなるでしょうか。
点数は5点満点で、燃費を無視した加速力のみ。
Econモード | ノーマルモード | Sモード
sportモード |
|
ヴェゼル | 1 | 3 | 5 |
シャトル | 2 | 3 | 4 |
ヴェゼルもシャトルもハイブリッドモデルの場合ですが、点数を付けるとこんな感じです。
Econモードでは、ヴェゼルはすごくもっさりしていて、楽しい運転とは程遠い加速力です。
信号の多い街中で、Econモードを使って加速すると煽られてしまうレベルにゆっくりと加速します。
それに比べてシャトルはEconモードでも十分使えるレベルの加速力で、街中の運転や、ちょっとした上り坂でもストレスはそう感じません。
信号の多い街中で、Econモードを使っていても周りの車とほぼ同レベルに加速できると思います。
ノーマルモードにすると、シャトルはもちろんヴェゼルでも周りの車と同等レベルの加速力が得られるでしょう。シャトルではそれほど違いを感じることはないけど、ヴェゼルでは走りが凄く滑らかになるので違いがはっきり分かると思います。
最後にsportモード・Sモードにすると、どちらもストレスなく加速することができるでしょう。山道や高速道路の合流でもスムーズに加速していきますし、高速道路での追い越しもストレスを感じさせません。追い越しの時だけSモードにしても良いかもしれませんね。
ただし、ヴェゼルの場合はsportモードにした瞬間から、車が別の車のように変わるので、運転手以外の同乗者でもその違いが判ると思います。
ヴェゼルでは、燃費がどんどん落ちていくのに対し、シャトルではそれほど燃費が落ちていくという感じはしません。これが一番の違いなのかもしれませんね。
まとめ
シャトルのSモードを使ってみて、ヴェゼルのsportモードとの違いを紹介してきましたがいかがでしたか。
もし乗り比べてみたいと思う人は、シャトルとヴェゼル、両方を試乗して確かめてみることをお勧めします。
個人的には
sportモード⇒燃費を気にせず走りを楽しむもの
Sモード⇒山道や高速道路の合流追い越しで、ちょっとパワーの付けたし
だと感じました。
だからといって、ヴェゼルもシャトルも普通に運転する分には、パワー不足を感じることは無いくらいどちらも加速力は十分です。
逆に言えば、燃費を気にする人がヴェゼルを購入してもsportモードを使うことってほとんど無いと思われます。
もしこれから車の購入で迷っているのであれば、これから長い付き合いになる自分の愛車に何を求めるか考えた上で、購入するのをお勧めします。
ホンダの先進安全装備、ホンダセンシングについてはこちらの記事を参考にどうぞ