車を購入するときって、どの車にしようか、どんなオプションを付けようか、色は何色にしようか迷いますよね。
価格で選ぶのはもちろんのこと、燃費や外観、内装の豪華差など、実際に試乗をしながら見て触れてみるものの短時間の試乗ではわかりにくい部分も多いと思います。
私も欲しい車があると試乗しに行きますが、10分から15分ほどの試乗でわかることって少ないんですよね。営業さんと話してみて終わることも多々あります。
しかし今回は、シャトルで500kmほど運転する機会があったので気づいたこともたくさんあります。
なので今回は、ヴェゼルとシャトルの価格差や年間にかかるガソリン代、乗ってみてわかる乗り心地などを紹介していきます!
目次
シャトルってどんな車?
シャトルは、ホンダから販売されている車で、販売当初はフィットシャトルとして販売されていた車です。コンパクトなステーションワゴンタイプで、ホンダの人気車種「フィット」をベースに作られています。
2015年の夏のモデルチェンジ後にフィットが外されてシャトルという名前になりました。
なぜフィットシャトルからフィットを外したかというと、フィットのワンランク上に位置していましたが、さらにもうワンランク上げたいという想いからフィットとのつながりを無くしてシャトルとなったようです。
ヴェゼルとシャトルを比べてみると?
まずは購入を迷っている人にもわかりやすいように、ヴェゼルとシャトルを比べてみます。
ヴェゼルとシャトルの価格は
まずはヴェゼルとシャトルの価格を比べてみましょう。
どちらもハイブリッドモデルの上位グレードで比べてみます。
価格 | 燃費 | |
ヴェゼルハイブリッドZ
(FF) |
271万円 | 23.4km/L |
シャトルハイブリッドZ
(FF) |
246万円 | 29.8km/L |
ヴェゼルもシャトルも、ハイブリッドZの駆動方式FFの価格ですが、価格差はおよそ25万円!
どちらも1500ccの車ですが、25万円の価格差は大きいですよね。しかも、燃費も1Lあたり5kmほど変わってくるとなると、購入後の維持費にも影響してきます。
ガソリン車に比べてハイブリッド車は価格が高いですよね。
しかし、ハイブリッド車の価格が高い理由はハイブリッドシステム以外にもあるんです。
こちらの記事で紹介していますので、よかったらどうぞ。
ハイブリッド車の魅力を紹介しています。
ヴェゼルとシャトルの年間にかかる燃料費はいくら?
ヴェゼルとシャトルの年間にかかる燃料費はいくらくらいかかるのでしょうか。
年間走行距離1万キロだとして計算してみます。
計算方法は、年間走行距離÷カタログ燃費✖1Lのガソリン代(140円計算)です。
ヴェゼル
年間1万キロ走行する場合の、一年にかかるガソリン代はヴェゼルの場合年間6万円ほどかかる計算になります。
シャトル
シャトルの年間にかかる燃料費は、およそ4万7千円です。
年間1万キロで10年乗った時の燃料費の差は
ヴェゼルとシャトルで、年間1万キロ走行した場合の燃料費がわかったところで、もしも10年乗った場合の燃料費の差はいくらあるのか見てみましょう。
ヴェゼル年間6万円⇒60万円(10年分)
シャトル年間4万7千円⇒47万円(10年分)
差額13万円!
ヴェゼルとシャトルのガソリン代での差額は13万円です。
購入価格が25万円の差があるので、ガソリン代だけではちょっと元が取れそうにはありませんね。
ハイブリッド車の燃費を良くする方法についてはこちらの記事で紹介しています。
ヴェゼルオーナーが乗ってみたシャトルの乗り心地は?
普段ヴェゼルハイブリッドZに乗って通勤や休日のお出かけを楽しむ私が、シャトルに乗ってみて感じた乗り心地はどうったのでしょうか?
乗車人数は家族大人3人で500km走行してきたので、家族の感想とともに紹介してきます!
是非参考になればと思います。
シャトルはヴェゼルより乗り心地がいい?!
シャトルに乗り始めてすぐに気づくのは、乗り心地の良さです。
ホイールベースの長さはヴェゼルより短いけど、車体の長さがあるせいかシャトルの方がカーブを曲がるにしても安定感があるように感じます。
もちろん車高が低い車の方が、乗り心地は良くなる傾向があるのはわかるけど、ヴェゼルに乗りなれた私も驚くほどくらいシャトルは乗り心地が良かったです。
ヴェゼルの口コミを見ると、「乗り心地が硬め」という声が多くみられますよね。
道路の段差をそのまま車内に伝えている感じがして、特に「後部座席は座っていられない」という口コミも見られました。マイナーチェンジを繰り返した最近のヴェゼルなら、乗り心地もだいぶ改善されていると思いますが、それでもシャトルと比べるとヴェゼルの乗り心地は硬めです。
ヴェゼルよりシャトルの方が車内が静か?シャトルは静粛性も高い!!
シャトルを運転していて乗り心地の次に気づいたのが、静粛性です。
ハイブリッド車ということで、モーターアシストのおかげでエンジン音が静かなのはヴェゼルでも体感出来ていましたがシャトルはもっともっと静かに感じます。
シャトルの静粛性が高い理由とは①遮音ガラスを採用
②振幅感応型ダンパーの搭載
③エンジンの振動を抑えるパーツの搭載
④ボディの軽量化
ヴェゼルもシャトルも同じハイブリッドシステムを採用していますが、シャトルにはヴェゼルには無い車内の静かさがあります。
まず、遮音ガラスを採用しているということで、窓から侵入してくる音をシャットアウト。
次に、足回りから車内に伝わってしまうロードノイズを低減。
さらに、ヴェゼルよりも軽い車体のおかげでエンジンやモーター音を抑制することができています。
普通に考えれば、同じハイブリッドシステムを採用している車であれば、車重が低いほうがエンジンにかかる負担も軽減できるので結果的にエンジン音も小さくなりますよね。
シャトルのSモードとヴェゼルのスポーツモードの違いは?
シャトルのSモードとヴェゼルのスポーツモードには違いはあるのでしょうか?
ヴェゼルにはsportモードというのがあります。
積極的にエンジンの回転数を上げて、アクセルのレスポンスを上げることで俊敏な加速力を体感できます。運転席のメーター類も赤色に変わり、エンジン音も車内に響き渡るのでボタン1つ押すだけで非日常のドライブを楽しむことができます。
シャトルにはSモードというのがあります。
ヴェゼルのsportモード同様に、積極的にエンジンの回転数を上げることで加速力を上げることができます。ヴェゼルではメーター類が赤色に変わるけど、シャトルでは白色に変わるようです。
どちらもエンジンの回転数を上げて、加速力を高めてくれます。
しかし個人的には、ヴェゼルのsportモードとシャトルのSモードは別物だと思います。
シャトルでスポーツモードを使ってみた記事はこちらで紹介しています。
ヴェゼルでスポーツモードを使ってみた記事はこちらで紹介しています。
シャトルの運転のしやすさや視界の良さは?
続いて運転のしやすさですが、ヴェゼルとシャトルは横幅が違います。
ヴェゼルが3ナンバーの横幅1770mmなのに対し、シャトルは5ナンバーの横幅1695mmです。
ちょっと狭い道を進むときに不安が残る3ナンバーのヴェゼルよりも、5ナンバーサイズのシャトルの方が横幅が無い分車体感覚も掴みやすいと思います。
視界の良さも、前方の視界はガラス部分が大きく広々しているので、視界はとても良かったです。よくAピラーが邪魔して右折時の対向車や歩行者が見えないということもありますが、シャトルには三角窓や細いAピラーのおかげで見にくいと感じることはありません。
ヴェゼルとシャトルの実燃費は
ヴェゼルとシャトルの実燃費はどう変わってくるのかも気になる所ですよね。
私が実際に運転してみた時の実際の燃費はこんな感じです。
ヴェゼルハイブリッド
・街乗り21km/L~
・高速22km/L~
シャトルハイブリッド
・街乗り24km/L~
・高速27km/L~
ヴェゼルは車高が高いせいか、速度を出すと燃費が落ちますがそれでも22km/L以上出ると思います。時速90kmぐらいで安定して走行することができれば、23~24kmぐらいの燃費は出ますね。ガソリン満タンで700~800km走行することができます。
それに比べてシャトルは、街乗りでも24km以上で高速道路では27kmほどです。
私が家族3人で500km走り終わった後の、残りのガソリン量はメーターで半分を少し超えたくらいでした。満タンで1000km近く走行することができそうですね。
まとめ:ヴェゼルとシャトル購入するなら?
ヴェゼルとシャトルを比べながら、乗ってみて気づいたことを紹介してきました。
最後にヴェゼルとシャトル、購入するならどっちにするべきか?
・内装を豪華に!非日常な運転も楽しみたいならヴェゼル!
・燃費と乗り心地!静粛性の高い車を求めているならシャトル!
だと思います。
比べなければ、どちらも高い静粛性と乗り心地の良さを味わうことができますが、もしもどっちかを選ぶとしたらこんな感じになると思います。
どちらも高級感のある内装ですが、どっちかを選ぶとしたらヴェゼルの方が優れています。
またどちらも、高い静粛性を持っているけど、どっちかを選ぶとしたらシャトルの方が優れていると感じました。